若い頃と違い、中年になると代謝が落ち、そのため徐々に体に肉が付いていき、普通に食べていても中年太りになるという。
果たしてそれは本当なのだろうか?
私が知る限り、食べても食べても太らないという体質の人は若い頃でも少数派だったように思う。
若い頃から食べ過ぎれば太る人が大半だったし、痩せ気味の人は食べる量も少なかった。
食べても食べても太らないというタイプの女性もいるにはいるが、グループ内にひとりくらいだろう。
そんな女性でもハワイやアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドに行けば、もれなく太って帰って来るような気がする・・・。
加齢による代謝の低下と言うけれど、食べすぎてもいないのに、ひとりでにお腹周りに肉が付くなんてあり得るのだろうか?
それはワコールによると、女性の場合は30代後半から起こり始めるという。
何故だろうか?
一つには出産がある。
出産した一般の女性の体は元には戻らないだろう。
子育てのために必要な体力を作り出すために、体自体が変化するのかもしれない。
また、30代くらいで子供が好む料理を作り一緒に食べ続ければ、確かに太るだろう。
だが、出産を経験したことのない女性でも、ある程度の年齢になると太り始める女性がいて、結果的に同じような体型になる場合がある。
本人達が食べすぎを否定するならば、中年太りの主な原因は「飲酒」ではないだろうか?
飲酒やソフトドリンクはカロリーの計算外というのは、いかにもありそうなことだ。
お酒は糖質なので、飲みすぎると太る。
30代くらいで独身貴族を楽しむ女性の中には、ワインや梅酒などの果実酒を好む人が増えているようだが、これは要注意だろう。
知らず知らずのうちに、中年太りになっている可能性がある。
ワインはオシャレで知的なイメージがあり、しかも安価に手に入る贅沢だ。
ポリフェノールを多く含むとか、健康的なイメージさえある。
だが、ワインもお酒であることを忘れてはならない。飲みすぎればアルコール中毒になるし、もれなく酒太りする。
中年太りの主な原因はやはり食べすぎ、カロリー過多ではないかという疑念はぬぐえない。
試しに一日の食事、間食、口に入った物すべてを書き出してみればわかることだ。
中年にもなると、日々の生活にも追われ、一日がめまぐるしく過ぎていくことだろう。
自分が食べたものの種類や摂取量など一々覚えていられないというのが実情だと思う。
疲れるから食べる。食べなければ動けないから食べる。常に意識をはっきりさせるために食べ物や飲み物を体に入れて糖を脳に送るようになる。
脳に必要な栄養素は糖なのだから、脳/精神が疲れていれば糖分摂取は多くなって当たり前だ。
酷い人になると、半ば朦朧とした状態でスナック菓子一袋完食なんてこともあるかもしれない。
家に帰り、疲れを飛ばすためにビールを一杯。
そのような状態では、自分が何をどれだけ食べたか飲んだかを正確に把握することは無理だ。
食べ物の量だけではない。カロリーが問題なのだ。
中年になって代謝が低下することよりも、ストレスが増えて糖分を中心とするカロリー摂取量が増えることが中年太りの原因ではないだろうか。
親切な隣人が、「もしもし、あなたは食べすぎですよ」と指摘しようものなら、言われた人はブチキレル・・・かもしれない。
加齢による代謝の低下を唱える人たちは、中年太り解消のために運動を始める。
今はウォーキング流行りだ。
だが、それで体型がほっそりとしたという話は残念ながら余り聞いたことがない。
歩いているのは立派な中年体型のオバサンであることが多い。
これが現実だ。
中年になれば普通に食べていても中年太りになる?
その「普通」に問題が隠されているような気がする。