大手流通の動き方に市場独占の激化を予測する
ローソンとマツキヨが提携するというニュースがあった。
これで、一部(主要な)医薬品のネット販売規制の背景にあったものが表に出た形だ。
ネットでの家庭薬の販売を阻みたかったは、コンビニで薬を売りたかった大手流通であったということになる。
これでは楽天などのネットの業界は太刀打ちできなかっただろう、と思う。
そして、更に大手流通の市場支配が進むことになる。
イオンやイトーヨーカドーに代表されるような大手流通がメーカーを凌駕し、商品の販売価格を決めていく。
メーカーは大手流通の望むままの、コスト至上主義の商品を作り続けることとなる。
コンビニではコンビニが売りたい商品だけが棚に並び、知らず知らずの内に消費者からは幅広い選択の自由は奪われていく。
大手流通やメーカー同士の提携、合併が進めば進むほどこの傾向は顕著になっていく。
そして、庶民は益々与えられた物しか手に入れられなくなる。
大手流通の市販薬のプライベートブランド化は一種の貧困ビジネスと言えるだろう。
健康保険を払えなくなり、医者に掛かれなくなった庶民達でも市販薬なら買う。
その市場を逃す手はない・・・。
これから政権交代が起こるかも知れないと言われているが、人々を取り巻く状況から読み取れるのは、ますますの大手流通の市場独占社会の到来である。
市販薬で事足りるのなら、何故健康保険料を払ってまで医者に掛かる必要があるだろう?
流通各社はいち早く貧する人々のニーズに応えようとしている。
そして、又、小さくなったパイを大手が丸飲みしようとしている。
パイを奪い合う競争相手は完膚なまでに叩き潰されるか、アメーバのように同化されていく。
小規模の薬局は潰れていく運命だ。唯一の将来性であったはずのネットでの販売の道も断たれた・・・。
車を持てる人が減り、大規模な郊外型店舗に行き詰まりを感じた大手流通は、市街地に点在し、人々の徒歩圏内、自転車圏内に店を構えるコンビニで物を売る方向へシフトした。
市場がある所に触手を伸ばし進出しその市場を独占し、そこに利がなくなれば撤退し別の方向へ移る。
彼らが撤退した後には何が残るのだろう?そこで働いていた人々は失業し、そこで買い物をしていた人は物が買えなくなる。
これらのモラルなき市場独占の流通の動き方によって、一番損をしているのは国民ではないだろうか?
大手流通の動き方によって、急激に国民の生活は型にはめられていく。
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