東国原ショック
自民党が現宮崎県知事である東国原知事を担ごうとしたことで、自民党に対する信頼は限りなくゼロかマイナスに近づいたと思う。
これはジョークや単純な人気取りという話ではなく、歴史的な出来事と言って良いかも知れない。
そもそも、一般国民は、芸能人という人間をよく知らない。
そこから色んな誤解や事実誤認が生まれているのだと思う。
芸能人が貧乏の家の生まれだからと言って、それを庶民派と呼ぶのは大間違いである。
貧乏でも多種多様、色んなレベルがある。
芸能というものが仕事の一つであるからと言って、それで一般的なカタギの職業を持つ人々と同列に考えるのも間違っている。
職業にも色々なものがあり、貴賤或いは貴賤のようなものは確固と存在する。
それらは一般常識と呼ばれる類のものであるが、それを理屈や屁理屈でねじ曲げ、ねじ曲げることによってものの本質が変形させられてしまっている。
それが現在日本社会なのである。
東国原知事の「自分を自民党総裁として担げ」というような発言を聞くにつけ、それをまともに取り上げるマスコミの対応を見るに付け、そのことを痛感せざるを得なかった。
一般常識で考えたら「本気にするわけがない話」が、世間でまかり通るという事実。
選挙というフィルターを介せば、それまでの経歴はなかったことになるというまやかし。
そういう政治哲学がこの国を動かしているのかと思うと、本当に怒りがこみ上げてくる。
テレビに出れば善。
テレビに出ている人が良いと言えば買ってしまうテレビショッピングみたいだ。
1万円未満の下着や健康器具なら諦めもつこうが、選挙となるとそうはいかない。
先の郵政選挙で小泉自民党が圧勝し、我々日本国民は死ぬほどの痛みや辛苦を味合わされ、地方は壊滅的なまでにダメージを受けた。
これが民主主義の恐ろしさである。
その事を、今、日本国民は身にしみて感じているはずだ。
何故、政権与党の自民党にはそのことがわからないのか?
何故、今を生きる日本国民の心情が届かないのか?
今回の東国原ショックを舐めてはいけない。
国民に与えた怒り、失望、反感は計り知れないものがある。
そして、又、驚くべき事に、この話はまだ終わっていないと言う・・・。
東京都議選まであと数日のところでそれはないだろう。
かつて一度でも自民党に一票を投じた大多数の日本国民は激しい怒りと同時に、悲しみを感じているに違いない。
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