資本主義とゲーム
ここのところ、Facebookでゲームに追いまくられて暮らしている。
頻繁にゲームの世界と接している内に、そのゲームの中に共通している哲学のようなものが見えてきた。
それは、ずばり資本主義社会、貨幣経済というものだ。
ゲームの中で物を保有したり、色んな活動をするために、ゲーム内でのバーチャルなお金が必要となる。
絶対にお金が掛かる。
そのために働く、というのがそれだ。
何か欲しい物があり、それを手に入れるためにお金を稼ぐ。そして、努力して働けば働くほどお金は増える。
資本主義、貨幣社会では基本中の基本であるが、日本ではこの思想はないがしろにされてきたような気がする。
それが、ゲームをやることによって、毎日、毎日、資本主義社会の原則を思い知らされることになる。
実に興味深い。
Facebookはソーシャルネットワークなのだから、必ず誰かと繋がっていることになる。
そこで友達を募って、しかしながら個々にゲームで活動をする。
ゲームを維持するためにスポンサーが広告を出しているのだが、なるべくそのゲームに頻繁に来させ、多くの人間に広告を見て貰う、ということがある。
出来ればゲーム中毒にしたい。
そのための仕掛けがいっぱいある。
毎日ゲームに参加するたびにお金が得られる。
くじ引きや福引きのようなギャンブル性。
集めたくなるような魅力的なビジュアルのグッズ。(結構くだらないが、本当に欲しくなる!!)
大体が、レベル1からレベル2,3,4,・・・・と成り上っていく仕組みだから、人の競争心を掻き立てる。
対戦型のゲームは特に大人気だ。
集める、戦う、上り詰める、そしてお金を稼ぐ。お金の遣り繰りする。更にメンバーを募集する。
それが多くのゲームの共通するところだろう。
友達を沢山誘えばポイントが溜まり、それがゲームの中で貨幣となり、欲しい物を手に入れることが出来たりする。
それに付き合わされる友達はたまったものじゃない・・・というのはあるかもしれない。
ゲームの中で買い物をすることで、スポンサーがエコ活動や動物保護活動に現実のお金を寄付する、というシステムのゲームも沢山ある。
ゲームの中のポイントや貨幣がダイレクトに現実社会のお金と繋がっている。
ゲームの中で良い服を着たり、良い道具を持ったり、素敵なプレゼントを友達に贈りたい場合、どうしてもゲーム内での貨幣が足りなくなるか、貨幣を稼ぐためにはうんと時間が掛かる。
その場合、現実のお金やクレジットカードで貨幣やポイントを購入すれば良い。
この課金システムは素晴らしいと思う。
どこの世界でもバーチャルでも、人は虚栄心や物欲を持っている。
それを競わせお金を使わせる。
一回につき500円程度のお金である。
中毒にしてお金を払わせる。
そう書いてしまうと悪いことのように聞こえるが、中毒という言葉は、当事者にとっては「心酔して」とか「夢中になって」、「気に入って」という言葉に置き換えることが出来るだろう。
すべての商売の基本ではないだろうか?
インターネットというバーチャルな世界でいかにしてお金を得るかが課題になっていると聞く。
Facebookのゲームのやり方はなかなか良いと感心している。
私の友達の中でも、それらのゲームにお金を使っている人は存在する。
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