鳩山不況 -- この世に無血革命などない
今、私は史上最悪の経済状態に直面している。
私のみならず、多くの日本人が今その事態に直面していることだろう。
これが人が言うところの「平成維新」「平成革命」が人々に与えた影響だ。
確かに革命である。
世の中がひっくり返って、今まで真面目に働いて食えていた人々が食えなくなったのだから。
それを無血革命のように言う人がいるが、とんでもないことである。
世の中がひっくり返って血を流さない人がいない訳がない。
まず、公共事業を止めればそこに携わって生活していた人々の生活は直ちに脅かされる。
それを是としたのだから、民主党支持者たちは、矢張り人々の血が流れることを承知して革命を望んだことは間違いない。
国民に痛みを押しつけた小泉政治はもう二度とゴメンだが、自分に痛みが来なければ、他人が受ける痛みには頓着しない・・・。
まして、自分に痛みの変わりに「現金」が与えられるとすれば・・・。
この大衆の考え方に合致したのが、今存在している鳩山民主政権なのである。
増税もしかり。
消費税増税はゴメンだが、自分に関係ない税金、たばこ税、環境税ならOKだ。まして、その人たちの払いのお陰で自分たちが増税を免れるなら・・・。
その考え方が日本中に蔓延しているからこその「平成維新」なのである。
日本には大きく分けて二つの相容れない階層が出来てしまったようだ。
物を持つ者と物を持たざる者と。
それは金持ちと貧民の二層ではなく、同じ庶民の中で、やや余裕がある層と余裕が全くない層とが対立する構図となっている。
たとえば、自家用車を持たない人々は、自家用車を持っている人が増税に苦しんだり、その結果車を手放し自分たちと同じ立場になれば満足なのである。
これは日本社会、そして日本経済に甚大な影響を与える。
そして、又、増税し放題という状況を政府に与える。
一時のカタルシスを味わい、あとは地獄が待っている。
行き着く先は、持つ者も、持たざる者も、共に逃れられない地獄行きだ。
民主党の提示する案は実に明解だ。
たとえば医師の診療報酬だが、開業医は勤務医に比べて勤務時間が短いのに収入が多いのはけしからんと言い、結果的に収入が低い方へ均して「平等」を謳う。
これぞまさしく共産主義的考え方である。
ロシアや東ドイツの共産主義が崩壊した時、共産主義が立ちゆかなくなったからではなかったのか?
それを今、世界大恐慌に狼狽え、資本主義の崩壊だと叫び、その共産主義を今民主党はやろうとしている。
過去に学ばない者は何度でも同じ過ちを繰り返す・・・。
その先にあるものを想像すると、少子高齢化解消どころか、子供を産んだことを後悔する世界が待っているような戦慄さえ覚えてしまう。
何のために民主党の政治家はイギリスやヨーロッパへ研修に行っていたのだろう?
人は何でも悪いものから覚えるとよく言われる。
彼らは悪いものから覚えてしまったのかもしれない。
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